重曹には、油汚れや皮脂汚れなどを落とす効果があります。
鍋のコゲなど落としにくい汚れには、高い研磨力が期待できる粉末タイプを使用するのがおすすめです。
五徳や三角コーナーなど、さまざまな場所のお掃除に使用できます。
さまざまなお掃除に使用できる重曹。
具体的にどのような効果があるのか、詳しく知らないという方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、重曹の特徴や落としやすい汚れについてご紹介します。
実際に重曹を使用するお掃除レシピも、おすすめアイテムを交えて紹介しています。
お掃除に重曹を取り入れるうえでの注意点も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください!
1 そもそも重曹って?
重曹とは、洗剤がなかった頃からお掃除に使われてきたクリーナーです。
重曹はアルカリ性質をもっているため、油汚れなどの酸性汚れを中和する効果を持っています。
また研磨作用に優れた粉末タイプを使用することで、より頑固な汚れも落とせるでしょう。
また重曹は食品の材料として使われることがあるのをご存じでしょうか。
お菓子作りなどで、ふくらし粉として使用されます。
食品用とお掃除用の違いは、製造過程における管理方法です。
どちらも管理方法が異なるだけで、主な性質や成分に違いはありません。
食品用の重曹は、口に入ることを想定した衛生管理がされています。
対して、お掃除用の重曹は食品用のような衛生管理はされていません。
大きな違いはないとはいえ、十分な衛生管理がされていないお掃除用の重曹を口に入れるのは避けた方がよいでしょう。
同じ重曹でも、用途に応じて使い分けるのがおすすめです。
2 重曹はどんな汚れを落とせるの?
アルカリ性質をもつ重曹は油汚れなどの酸性汚れを中和し、落とします。
ほかにも、手アカや汗などの皮脂汚れを落とすのにも効果的です。
油汚れや皮脂汚れが付着しやすいキッチンやフローリング、家具のお掃除など幅広く使用できます。
またお風呂に残った皮脂・アカにも効果を発揮します。
重曹をお掃除に取り入れたい場合は『GN重曹500g』がおすすめです。
こちらは水に溶けにくい粉末タイプなので、研磨力を活かして頑固な汚れをキレイにできます。
お掃除したい箇所に直接振りかけたりつけ置きしたりして厄介な汚れを落としてください。
重曹を使用する際は、相性の悪い汚れも覚えておくことをおすすめします。
特に以下の汚れは、重曹でのお掃除には向いていません。
- しつこい油汚れ
- 白く固まった水アカ
重曹はアルカリ性ではあるものの中性に近いマイルドなクリーナーです。
そのため、しつこい汚れには酸性の成分が強いクエン酸を使用してください。
3 粉タイプの重曹を使ったお掃除レシピ
実際に重曹を使ってお掃除をしてみましょう。
今回は、粉タイプの重曹を使用したお掃除レシピを、場所ごとにご紹介します。
なお重曹は水に溶けにくい性質をもっておりスプレータイプのアイテムもあります。
粉末タイプでお掃除しにくい箇所に関しては、スプレータイプを取り入れてください。
では以下で、重曹を使用したお掃除方法を解説します。
鍋のコゲ落とし・五徳掃除・三角コーナーの3パターンを見ていきましょう。
用意するもの | お掃除の手順 | |
鍋のコゲ落とし |
・『GN重曹500g』(40〜50g)
・タワシ・スポンジ ・水1ℓ |
1.鍋に水と重曹を入れて火にかける
2.沸騰したら火を止めてしばらく放置 3.コゲが浮き上がったらこすり落とす |
五徳掃除 |
・『GN重曹500g』
・シェイカー ・スポンジ |
1.五徳全体にシェイカーで重曹をふりかける
2.スポンジで汚れをこすり落とす 3.よくふき取る |
三角コーナー |
・『GN重曹500g』
・シェイカー ・スポンジ |
1.三角コーナーのゴミを捨てて空にする
2.全体を水で軽くぬらす 3.シェイカーで重曹をふりかける 4.スポンジでこすり落として洗い流す |
用意するものも少なく、非常に簡単な手順でお掃除できるのがメリットです。
粉末タイプを使用することで、研磨力を活かしたクレンザーのような効果が期待できます。
4 重曹を使用する際の2つの注意点
お掃除で重曹を使用する際は、できるだけ素手で作業しないように心がけてください。
重曹は弱アルカリ性の素材であるため、短時間であれば素手でも問題ありません。
しかしお掃除する箇所が多く、時間がかかりそうな場合は肌荒れを防ぐために炊事用手袋をはめてください。
たとえ短時間のお掃除でも、手に付着した重曹はしっかり洗い流しましょう。
また重曹は、使用できない場所や素材があることも覚えておかなければなりません。
相性の悪い場所を重曹でお掃除してしまうと、傷や変色の原因になります。
重曹を使用してはいけない場所・素材は以下の通りです。
- 水拭きできないもの
- 漆器
- 革製品
- 絹製品
- 金箔
- アルミ
- 銅
- 真鍮
- 貴金属
- 宝石類
- メガネ
- ニス
- 表面加工が施された家具
- 自動車・自転車の塗装面
- 油・熱で劣化した塗装面
重曹は安全性も高く、優れた研磨力でさまざまなお掃除に使用できるのが特徴です。
注意点をしっかりおさえたうえで、安全に使用しましょう。
まとめ
今回は、重曹を使用したお掃除レシピを場所ごとに分けて紹介しました。
簡単な手順で厄介な汚れをキレイにお掃除できるので、ぜひ取り入れたいクリーナーです。
弱アルカリ性の重曹は、油汚れや皮脂汚れといった酸性の汚れを落とすのに効果的です。
研磨力の高い粉末タイプを使用すれば、こびりついた汚れもこすり落とせるでしょう。
ただし重曹は、できるだけ炊事用手袋などでガードしてから使用するのがおすすめです。
長時間素手で触ると、肌荒れの原因になります。
また、お掃除してはいけない場所や素材があることも覚えておきましょう。
重曹は入手しやすく、取り扱いも簡単で便利な素材です。
今回紹介した内容をきっかけにして、自宅のお掃除に取り入れてみてはいかがでしょうか?