おしゃれで高級感のあるデザインで人気の大理石や御影石。
デザイン性が高い反面、汚れが目立ちやすくお手入れが大変な側面もあります。
今回は、家の中で大理石・御影石を使用している部分をキレイに保つための方法についてご紹介します
1 大理石と御影石の特徴について
そもそも大理石と御影石の特徴についてよく知らないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、それぞれの石について解説します。
まず大理石とは、石灰岩がマグマの熱・圧力を受けて形成される石のことです。
特徴的なマーブル模様と光沢で、高級感のある空間を演出する際に使用されます。
主に、室内の床や壁、洗面台やマンションのエントランスなどに多く用いられる傾向にあります。
ただし、大理石は炭酸カルシウムが主成分のため酸に弱く、耐久性に乏しいのが難点です。
そのため、室外での使用はおすすめできません。
また、水分にも弱い傾向にあるため、キッチンや浴室などの水まわりに使用するのも控えた方が良いでしょう。
対して御影石とは、花崗岩とも呼ばれる石のことで、高い硬度と耐久性が特徴です。
雨風にも強く、大理石よりも耐久性があるため、外壁など室外への使用もおすすめできます。
また、さまざまな鉱物が入り混じって形成される御影石は、色や柄に違いが出るのが特徴です。
そのため個性を出しやすく、オリジナリティーの溢れる家が作れます。
施工内容にもよりますが、大理石・御影石は価格帯に大きな変動はないため、取り入れる場所や好みに応じて選択できます。
2 お掃除する時はこれだけは注意!大理石・御影石の扱い方
大理石と御影石、それぞれに付着しやすい汚れの特徴や落とし方などをご紹介します。
まず大理石ですが、黄ばみなどの汚れが付着しやすく、小さな傷が茶色くなることもあります。
高級感があるだけに、汚れが付着すると非常に目立ってしまいます。
大理石をお掃除する際は、上述した通り酸性の成分に弱いため、強すぎる成分の洗剤は使用を控えましょう。
また、水に弱い性質も持っているため、水分を残さないよう必ず乾拭きするようにしましょう。
乾拭きの際は、吸水力に優れた『マイクロファイバークロス』でのお掃除がおすすめです。
マイクロファイバーは、洗剤を使わず汚れを落とせるため、洗剤の成分を気にせず大理石を掃除できるメリットもあります。
対して、御影石にはシミ汚れが付着しやすい特徴があります。
御影石の汚れは塩素系を除くアルカリ性洗剤で落とせるため、『激落くんのセスキ泡スプレー』がおすすめ。
油汚れやヤニ汚れなど、さまざまな汚れに強く、重曹のおよそ10倍もの洗浄力を持っているのが特徴です。
また御影石は、墓石に使われることが多い石材です。
墓石をお掃除するための御影石専用クリーナーも販売されているため、そちらの使用もおすすめです。
3 長持ちさせるために、やっておきたいメンテナンス
大理石・御影石は、ステンレスよりも高級感や重厚感がある反面、取り入れるのに費用もかかるためできるだけ長持ちさせたいですよね。
長持ちさせるための方法として大理石と御影石で共通しているのは、できるだけこまめに汚れをキレイにするということです。
上記で紹介したお掃除を定期的に行うのはもちろん、ゴミやホコリなどに気づいたらすぐにキレイにするのも大切です。
できるだけこまめにお掃除したい場合はウエットシートで使ってお掃除するのもよいかもしれません。
大理石・御影石はこまめにメンテナンスをして、できるだけ長持ちさせてあげましょう。
まとめ
今回は、高級感のあるデザインで人気のある大理石・御影石のお掃除について紹介しました。
大理石と御影石はそれぞれ性質が異なるため、お掃除の方法も異なります。
また、長持ちさせるためにこまめなメンテナンスも必要です。
それぞれに適したお掃除アイテムがあるため、今回紹介した内容をぜひ参考にしてください。
大理石・御影石のお掃除方法に悩んでいる方はもちろん、これから家の中に取り入れたいという方にも、本記事が参考になれば幸いです。