賃貸物件から引っ越す際、自分でキレイにしておく範囲はどこまでやればいいかと悩む方も多いのでは?
今回は、引越し前に自分で実施しておかなければならないお掃除の範囲について解説します。
お掃除が必要な場所ごとに、特にキレイにしておきたい箇所もあわせて紹介します。
お掃除の際におすすめのアイテムも紹介しているので、引越しを予定している方はぜひ参考にしてください。
1 どこまで掃除すればよい?
引越し前のお掃除は、経年劣化とそうでない部分とで必要の有無が異なります。
経年劣化とは生活するうちに部屋の設備などが劣化する現象のことです。
日光による床や壁の色あせ、風や湿気によるネジ・ゴムの傷みなどが該当します。
また冷蔵庫やベッドなど、大型の家電・家具を置いた際にできる床の凹みも経年劣化の一種です。
一方でいわゆる「原状回復」が必要な箇所に関しては、引越し前のお掃除や修繕が必要です。
例えば飲みこぼしなどを放置してできてしまった床のシミや、家具の移動でついてしまった傷などが該当します。
また掃除が行き届いていないことが原因の汚れや水アカ、カビなども原状回復の対象です。
故意ではないにしろ、住んでいる人の管理責任が問われる箇所が該当すると覚えておきましょう。
2 場所別に原状回復に必要な部分をチェック
ここでは、家の中のさまざまな場所ごとに、原状回復が必要な部分をご紹介します。
2-1 キッチン
ガスコンロや換気扇の周辺に油汚れなどの酸性汚れが付着します。
時間の経っていない汚れはすぐに拭き取れますが放置してしまうと簡単には落とせなくなります。
頑固な油汚れは『GNセスキ密着泡スプレー400mL』を吹きつけてキレイにしましょう。
キッチンの油汚れをキレイにする方法はこちらの記事で詳しく解説しています。キッチンの原状回復が必要な方はぜひご覧ください。
また、蛇口の水アカや排水口もキレイにしておかなければなりません。
蛇口の水アカは、アルカリ電解水を使用した『水の【激落ちくん】』でお掃除するのがおすすめです。
排水口は、酸性とアルカリ性両方の汚れが付着しているので、上記で紹介した2つのアイテムを駆使しましょう。
蛇口や排水口のお掃除についての詳細は以下の記事をご覧ください。
『蛇口はどうやってお掃除するの?汚れの種類からお掃除方法まで詳しくご紹介』
『キッチンのヌメリや嫌なニオイを解消!排水口のお掃除方法を大公開!』
2-2 お風呂場
お風呂場で原状回復が必要な箇所は、排水口や換気扇などです。
排水口には水アカや石鹸カス、カビや髪の毛などの汚れが付着しています。
まずは取り外せる部品からお掃除してください。
その後タブレット洗剤などを使用してパイプの中をキレイにしましょう。
お風呂の排水口をキレイにお掃除する方法に関しては、こちらで詳しく解説しています。
『お風呂場の排水口の汚れとイヤなニオイを解消!排水口のお掃除方法の紹介』
また換気扇にはホコリやカビなどが付着しています。
お掃除する際はまずブレーカーを落とし、パネルやフィルターを取り外しましょう。
パネルやフィルターを取り外したら、浴室用洗剤でキレイに拭き取ってください。
汚れが落ちにくい場合は、浴室洗剤を使ってつけ置きするのがおすすめです。
2-3 洗面台
洗面台には、水アカや黒ずみ、皮脂汚れやヌメリ汚れが付着します。
お掃除する際は『水の【激落ちくん】』のシートタイプで拭き取りましょう。
また、万が一洗面台の排水口がつまっていたら、ロングブラシなどを活用してつまりを解消しておきましょう。
洗面台のお掃除方法に関しては、以下の記事で詳細を解説しています。
『洗面台のお掃除方法〜汚れの種類から正しいお掃除の手順をわかりやすくご紹介』
2-4 トイレ
トイレは日光が当たりにくいため経年劣化はしづらいといえます。
しかし便器裏などの見えにくい箇所に汚れが溜まっている場合があります。
目に見えにくいため放置してしまいがちですが、汚れが沈着してしまうとなかなか落とせません。
引越し前にしっかりお掃除をして原状回復させましょう。
2-5 壁・天井
小さな子どもがいる家庭だと壁や天井に落書きがあるかもしれません。
落書きは自己責任の汚れのため、必ずお掃除して原状回復させる必要があります。
また、ホコリや花粉、タバコのヤニなどが付着することが多いのも特徴です。
スプレータイプの『水の【激落ちくん】』を使用し、キレイな壁・天井に戻しておきましょう。
壁や天井のお掃除に関しては、以下の記事から詳細を確認してください。
『壁紙のお掃除方法〜キレイに見える壁紙も意外と汚れているの?』
2-6 窓
日常的にお掃除することの多い窓も引越し前にキレイにしておかなければなりません。
窓には乾いた雨だれやホコリ、花粉や砂塵などが付着しています。
基本的には水拭きでキレイになりますが、落としづらい汚れは雑巾などに『水の【激落ちくん】』を染み込ませてお掃除しましょう。
まとめ
今回は、引越し前のお掃除について紹介しました。
引越し前に自分でお掃除する必要がある場合や場所ごとのお掃除方法について解説しています。
日光や風、湿気が原因の経年劣化は自分で直す必要はありません。
しかし生活していて付着した汚れや、住んでいた方が原因の汚れに関しては原状回復の対象です。
今回紹介したお掃除方法やアイテムを駆使し、引越し前の原状回復をスムーズかつキレイに進めましょう。