キッチンまわりでも特に油汚れがたまりやすい場所「レンジフード」。
レンジフードの蓄積したガンコな油汚れってカンタンにお掃除しただけではなかなかキレイに落とせませんよね。
コンロのすぐ上にあるレンジフードは清潔にしておきたい場所です。汚れをそのまま放置するのは不衛生。
1〜3ヶ月に1回の頻度でお掃除するのが理想的ではあります。
しかし、分解してしっかりお掃除しようとしても「レンジフードの種類でお掃除方法は違うの?」「そもそもどう分解するのかわからない」なんて方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回は「シロッコファン」と「プロペラファン」に分けて「セスキ」を使ったレンジフードのお掃除方法をご紹介していきます。
CONTENTS
1 レンジフードの汚れやお掃除の頻度について
そもそもレンジフードにつくのは調理に使った「油」や、その油汚れに付着するホコリなどの汚れ。
油汚れはついた直後ならカンタンな拭き掃除でも落とせます。
一方で蓄積してしまった油汚れはとってもガンコ。カンタンに拭き掃除しただけでは落とせなくなってしまいます。そのため、油汚れが蓄積してしまう前に、お料理後は普段から拭き掃除をしておくのがベストです。
そんなレンジフードは1〜3ヶ月に1回の頻度でしっかりとお掃除するのが理想的。コンロまわりをお掃除するより前のタイミングでお掃除しましょう。「お掃除の基本は高い所から低い所へ」ってよく聞きますよね。
日々のお料理後の拭き掃除を心がけることで、しっかりとしたお掃除の手間も短縮できます。キレイなレンジフードをキープするためには、2つのお掃除をセットで実践するのが大切です。
2 換気扇の種類は2つ!
レンジフードの汚れやお掃除の頻度がわかったところで、次は換気扇の種類。
換気扇には大きく分けて「シロッコファン」と「プロペラファン」の2種類があります。
シロッコファンはコンロまわりを上から覆うようなレンジフードタイプの換気扇。どうやってお掃除すれば良いか皆さんを悩ませているのはこちらのタイプの換気扇なのではないでしょうか。
カバーやフィルター、ファンカバー、ファンなどの様々なパーツを外してと、お掃除するまでの分解作業が多いのがポイントです。
一方のプロペラファンはその名の通り、プロペラのようなファンが回るタイプのいわゆる昔ながらの換気扇。こちらはどうやってお掃除するのかがなんとなく予想できそうですよね。
プロペラやフィルターを外してお掃除するだけのカンタンな仕組みです。
換気扇の種類についてわかったところで、次はお掃除に使うセスキについてみていきましょう。
3 セスキを使ってお掃除してみよう
前述の通り、レンジフードが汚れてしまうのは油が原因。
そもそも汚れには「酸性」や「アルカリ性」などの種類があります。その中でも油汚れは「酸性」の汚れです。そしてお掃除の基本は、中和して落とすこと。中和して汚れを落とすには反対の種類のクリーナーを使います。
つまり、酸性の油汚れのお掃除には「アルカリ性」のクリーナーが効果的ということ。今回はアルカリ性のクリーナー「セスキ」を使って油汚れをお掃除していきます。
それではさっそく2種類のファンのお掃除方法をみていきましょう。
4 シロッコファンのお掃除
まずはお掃除の前にファン部分の分解から始めましょう。
お掃除・分解に使うのは下の8つ。お掃除前にあらかじめ用意しておきましょう。
- 新聞紙
- 養生テープ
- つけおきに使うバケツ
- 炊事用手袋
- 粉タイプセスキ『GNセスキ炭酸ソーダ500g』
- 泡タイプセスキ『GNセスキ密着泡スプレー400mL』
- フキン
- 柔らかいブラシ
分解・お掃除は安全のため、炊事用手袋をつけてから作業して下さい。
4-1 分解方法
分解方法はレンジフードに異なる場合があるため、事前に説明書を用意しておくと安心です。
- 分解前にまずはコンロまわりが汚れてしまわないように新聞紙を敷き、養生テープで止めていきましょう。床まわりまで新聞紙を敷いておくと安心です。
- 外側から見えるレンジフードのカバー(整流板)を外して下さい。
- フィルターをとり外しましょう。
- ファン部分のカバーを、落下しないように手で押さえながらネジを回して外して下さい。
- ファンの中心にあるネジを回して、ファンをとり外しましょう。カバーと同じく、落下しないように手で押さえながら外して下さい。
ファンまで外せたらさっそくお掃除していきましょう。
4-2 お掃除方法
フィルターやカバーなどの大きいパーツは『GNセスキ密着泡スプレー400mL』で、ファンやファンのカバーなどの小さいパーツは『GNセスキ炭酸ソーダ500g』でお掃除していきます。
- 用意したバケツに水を入れ、500mlに対して5g『GNセスキ炭酸ソーダ500g』を入れましょう。つけ置きにはお湯を使うとより効果的です。
- セスキを溶かした水にファンとカバーを入れ、2〜3時間つけおきしましょう。つけ置きの間に整流板とフィルターをお掃除していきます。
- 整流板とフィルターに『GNセスキ密着泡スプレー400mL』をスプレーして、20分ほど時間を置きましょう。
- 時間が経ったら整流板とフィルターをブラシでこすり、汚れを落としていきます。強くこすりすぎると傷をつけてしまうため、丁寧にこすりましょう。
- 汚れが落ちたら水洗い流してからフキンを使って水分を拭きとり、乾燥させておきましょう。
- 待っている間にレンジフードの外側や枠を『GNセスキ密着泡スプレー400mL』とクロスを使って拭き掃除しましょう。
- ファンとカバーをつけ置きして2〜3時間が経過したら、整流板・フィルターと同じようにブラシでこすって汚れを落としていきましょう。
- 水洗い流してからフキンを使って水分を拭きとり、乾燥させておきましょう。
- 分解と逆の手順で全てのパーツを元に戻したらお掃除完了です。
5 プロペラファンのお掃除
シロッコファンと同じくプロペラファンのお掃除も、まずは分解から始めましょう。
お掃除・分解に使うのは下の8つ。お掃除前にあらかじめ用意しておきましょう。
- 新聞紙
- 養生テープ
- つけおきに使うバケツ
- 炊事用手袋
- 粉タイプセスキ『GNセスキ炭酸ソーダ500g』
- 泡タイプセスキ『GNセスキ密着泡スプレー400mL』
- フキン
- スポンジ
分解方法はファンによって異なる場合があるため、事前に説明書を用意しておくと安心です。
分解・お掃除は安全のため、炊事用手袋をつけてから作業して下さい。
- プロペラ部分とフィルターを外しましょう。
- 用意したバケツに水を入れ、500mlに対して5g『GNセスキ炭酸ソーダ500g』を入れましょう。つけ置きにはお湯を使うとより効果的です。
- セスキを溶かした水にプロペラとフィルターを入れ、2〜3時間つけおきしましょう。
- フィルターがバケツに入らない場合は『GNセスキ密着泡スプレー400mL』をスプレーして、20分ほど時間を置きましょう。
- 時間が経ったらフィルターを水で流しながらスポンジでやさしく汚れを落としてから乾かしましょう。
- プロペラを充分につけ置きしたら、スポンジでこすって汚れを落としていきます。
- プロペラを水で洗い流し、水分をフキンで拭きとって乾かしましょう。
- プロペラとフィルターが乾いたら元に戻してお掃除完了です。
まとめ
今回はレンジフードのお掃除についてご紹介しました。
レンジフードにつくのは調理に使った「油」や、その油汚れに付着するホコリなどの汚れ。
油汚れは蓄積してしまう前に、お掃除するのが大切です。普段からお料理の後は拭きとりを意識してみて下さい。そして1〜3ヶ月に1回はしっかりとお掃除しましょう。
そんな油汚れは「酸性」の汚れです。お掃除には「アルカリ性」のクリーナーが効果的。今回ご紹介した「セスキ」を使ってお掃除するのがおすすめです。
お掃除方法が異なる「シロッコファン」と「プロペラファン」の2種類の換気扇。ぜひ本記事を参考にお掃除してみてくださいね。