お掃除をする際の必須アイテムとして挙げられるのが、ゴム手袋。
洗剤や汚れが手に付着しないように装着するもののため、使い捨てのものを使っている方も多いでしょう。
ただ何度も使える厚手のタイプを使用している場合、キレイに保つためにどのようなお手入れが必要かご存知ですか?
ゴム手袋は繰り返し使用することで汚れや臭いが蓄積され、劣化の原因になるのでこまめなお手入れが必要です。
そこで今回は、厚手のゴム手袋をキレイにする方法についてご紹介します。(※以下の項目からゴム手袋を「炊事用手袋」と記載しています。)
1 炊事用手袋の外側と内側の汚れについて
炊事用手袋には、外側と内側それぞれにさまざまな汚れが付着します。
外側につきやすい汚れには塩素や調味料の汚れが挙げられます。
汚れが残ったままの状態で放置してしまうと、ゴムが劣化するため長持ちしません。
対して内側には、主に皮脂汚れが付着します。
特に夏場などは手袋の中が蒸れやすくなるため、ニオイが発生することもあるでしょう。
外側の汚れとは異なり掃除がしづらいため、放置してしまいがちです。そこで今回の記事で紹介する炊事用手袋の洗い方が役立ちます。
続いては、炊事用手袋の洗い方について、外側・内側に分けて解説します。
2 炊事用手袋の洗い方:外側
炊事用手袋の外側は、以下の手順で洗いましょう。
- 石けんや中性洗剤を使って手を洗うように洗う(落としにくい汚れの場合は少量の漂白剤でも可)
- 水でしっかりと洗い流す
洗剤が残ったままだとゴムが劣化するため、洗い流す際は石鹸が残らないように注意してください。
また、油汚れなど水で落としにくい汚れの場合は、お湯を使うのがおすすめです。あまり高温だとゴムが破れるので注意しましょう。
3 炊事用手袋の洗い方:内側
炊事用手袋の内側を洗う際も、外側と同様の手順で洗いましょう。
ただし、可能な限りひっくり返して全体的に洗う必要があります。
ひっくり返す際は、炊事用手袋の内側に蛇口から水を入れましょう。
水流を利用して手ではひっくり返せない部分をひっくり返します。
水を入れただけですべてひっくり返らなかった場合は、口部分を握って圧をかけることで、指先までひっくり返ります。
完全にひっくり返ったら外側と同じように、石けんなどを使って汚れを落とし、水で洗い流せば完了です。
炊事用の手袋は外側よりもニオイがこもりやすいので、しっかり洗ってあげましょう。
4 泡スプレーでひと工夫
炊事用手袋の内側をお手入れする際におすすめなのが、『GN重曹泡スプレー400ml』です。
重曹にアルカリ電解水を加えたアルカリ性で、油汚れや皮脂汚れといった炊事用手袋に付着しやすい汚れを中和する効果があります。
また『GN重曹 泡スプレー400ml』は、炊事用手袋をひっくり返さなくてもお手入れができるのがメリットです。
指先部分にスプレーを噴出するだけで泡が汚れに貼りつき、包み込むように落とします。
泡スプレータイプの重曹はあまり例がないので、この機会にぜひ利用してみてください。
5 しっかり乾かすことも大切
炊事用手袋の汚れをキレイに洗い流したら、しっかり乾燥させるのも忘れてはいけません。
せっかく汚れを落としても、水分が残ったまま放置してしまうと雑菌が繁殖し、カビやニオイが発生します。
また、乾燥させる際にもいくつか注意点があります。
まずは、直射日光を避けて干すということです。
直射日光は炊事用手袋を劣化させる原因になるため、日陰のある室内や軒下などに干してください。
もし早く乾かしたい場合は、炊事用手袋に残っている水分をタオルでキレイに拭き取り、ドライヤーの冷風を当てて乾燥させましょう。
まとめ
今回は、炊事用手袋を長持ちさせるための洗い方について紹介しました。
炊事用手袋には塩素や調味料が付着しやすく、そのまま使い続けてしまうとゴムが劣化します。
こまめにお手入れする時間がないという方は、重曹の泡スプレーを吹きかけるだけでも汚れや劣化対策として有効です。
厚手の炊事用手袋を使っている方は、今回紹介した洗い方をぜひ参考にしてください。