最近では、スキレットで料理をする人が増えていますよね。
通常のフライパンとは異なり、サイズが小さいので一人暮らしの方におすすめのフライパンです。
また厚みがあるのも特徴で、アウトドアで料理をする際などにも重宝されます。
そんなスキレットですが、通常のフライパンとはお手入れの仕方が違うのか気になる方も多いでしょう。
そこで今回はスキレットのお手入れ方法について、特徴や使い方などを交えながら解説します。
1 スキレットってどんなもの?
1-1 スキレットの特徴
スキレットとは鉄製のフライパンで、通常のフライパンと比べて厚みがあるのが特徴です。
厚みがあるぶん蓄熱性も高く、食材の美味しさを逃さず調理できるメリットがあります。
サイズも小さくて持ち運びしやすいことから、アウトドアでの「キャンプ飯」に活用している方も多いでしょう。
1-2 スキレットを使用する際の注意点
スキレットを使用する際は、いくつか注意点があるので覚えておきましょう。
まず挙げられるのは、サビやすいという点です。通常のフライパンのように表面にコートが施されていないため、使いはじめは焦げつきやすいのもスキレットの特徴です。
スキレットを初めて使う場合は、シーズニングという行為を繰り返し実施しましょう。
シーズニングは空焚きしたスキレットに油を流し込み、馴染ませること。シーズニングしておくことでスキレットに油が馴染み、焦げ付きを防ぐ効果があります。
またシーズニングしたスキレットは、食器用洗剤で洗わないようにしてください。
食器用洗剤を使用してしまうと、せっかく馴染んだ油が落ちてしまいます。
スキレットを洗う際は洗剤を使わず、こするようにキレイにします。スキレットのお手入れ方法については次の項目でさらに詳しくご紹介します。
2 お手入れ方法は…
スキレットをお手入れする際はまず、以下の道具を用意してください。
- タワシ、ささら
- キッチンペーパー
- 鍋つかみ、耐熱性手袋
- トング
- くず野菜
まずは、できるだけ温かい状態のスキレットにお湯をかけながら、タワシかささらで表面をこするようにして洗いましょう。ちなみに「ささら」とは、細めの竹を束ねた洗浄用具のことです。
こすり終わったあとは再度お湯で流し、水分を拭き取ります。その後、白い煙が出るまでスキレットを強火にかけてください。火を消した後にしばらくスキレットを冷ますのも忘れてはいけません。
ここまでの手順を終えたら、食用油をキッチンペーパーに染み込ませ、トングなどを使ってスキレット全体に塗りましょう。油を塗り終わったスキレットでくず野菜を炒めて、鉄のニオイを消します。最後に空焚きをし、再度油を塗ったら完了です。
通常のフライパンとはお手入れの方法が異なり、手順も多いので大変かもしれません。しかし、スキレットをキレイに保つためには必要な手順なので、ここで紹介した方法を参考にしてお手入れしてください。
3 落としにくい焦げ汚れには…
長く使っているスキレットなどは、先ほど紹介した方法でも焦げ汚れが落ちづらくなる場合があります。その場合は、焦げ取りに特化した『【コゲ落ちくん】』の使用がおすすめです。
『【コゲ落ちくん】』は研磨粒子入りの焦げ取り専用タワシで、しつこい焦げ汚れを落とすのに特化したアイテムです。研磨粒子が強力であるため、洗剤を使う必要がありません。
また、ナイロン素材の不織布を使用しているため、耐熱性・耐久性が高いのも特徴です。使用方法は水で濡らすだけなので、簡単にお手入れできるのもポイント。
スキレットは熱い状態で洗剤を使わずお手入れするものなので、こまめなお手入れには『コゲ落ちくん』がピッタリです。
4 サビを防ぐ保存方法
スキレットはお手入れだけでなく、保存方法にも注意しなければなりません。保存方法を把握しておかないと、サビが発生します。
サビの発生を防ぐには、シンク下やコンロ下など、湿気の多い場所で保存しないようにしましょう。お手入れ後の水分をしっかり飛ばしておくのも重要です。
また、新聞紙や紙袋などで包んで保存しておけば、スキレットの余計な水分を吸収して、サビの発生を防止します。
スキレットはお手入れだけでなく、保存方法も通常のフライパンとは異なります。ここで紹介した保存方法などを参考に、できるだけキレイな状態をキープしましょう。
まとめ
今回はスキレットのお手入れ方法について、基本的な特徴や使い方などを交えながら紹介しました。
アウトドアなどで付着しやすい焦げ汚れを落とす方法や、サビを防ぐ保存方法についても解説しています。
スキレットは通常のフライパンよりも厚手で、お手入れの方法も異なるので注意が必要です。
一人暮らしにも便利なスキレットを、少しでも長持ちさせるためにも今回紹介した方法・アイテムをぜひ参考にしてください。