マグカップや湯呑に付着している茶渋汚れ。汚れに気がついているけど、そのままにしている方も多いのでは?
この茶渋汚れ、毎回洗っているにもかかわらずいつの間にか付着してしまう厄介な汚れのひとつ。1度付着してしまうとスポンジでこすっても落とすことが困難です。
汚れが落ちないからと茶渋の付着しているマグカップを使用し続けるのも気になってしまいますよね…。
茶渋の付着しているマグカップよりも、キレイなマグカップを使用してお茶を楽しみたい!
そこで今回は、茶渋汚れについて詳しく見ていきましょう。茶渋が付着する原因やお掃除方法、予防策まで幅広く紹介しますので、お掃除の参考にしてみてくださいね!
CONTENTS
1 そもそも茶渋汚れがつく原因は?
マグカップや湯呑を毎回しっかりと洗っているにもかかわらず、こびりついてしまう茶渋。茶渋はなぜ付着してしまうのでしょうか。
茶渋の正体は「ステイン」という汚れです。
このステインはお茶やコーヒーに含まれているタンニンやポリフェノールという栄養素が、タンパク質や水に含まれるミネラル分と結びつき付着したもの。コーヒーやワインを飲んだ際、歯に付着し黄ばませてしまうことも茶渋と同じ原理です。
茶渋は食器用洗剤を付けたスポンジでこするだけでは落とすことができません。茶渋そのものに害はありませんが、放置しておくと日に日に汚れが蓄積するので、早めにお掃除をしましょう。
2 茶渋には過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)が効果的
1度付着するとなかなか落としにくい茶渋。茶渋を落とすにはまず、茶渋汚れの性質を理解することから始めましょう。
茶渋は酸性の汚れ。酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤を使用すると、汚れを中和させて落とすことが可能なのです。
そのため、茶渋汚れには過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)の使用が効果的。
過炭酸ナトリウムは強いアルカリ性の性質を持つ漂白剤。酸性の茶渋汚れを中和させて落とす効果があります。
3 過炭酸ナトリウムで茶渋汚れをキレイに
それでは過炭酸ナトリウムを使用した茶渋汚れのお掃除方法を紹介します。
- マグカップや湯呑など茶渋を落としたい容器に熱湯を入れる
茶渋汚れが浸るまで熱湯を入れます。その際、高温のお湯を入れてください。
お湯の温度が低いと過炭酸ナトリウムがダマになってしまい、効果が低減します。 - 過炭酸ナトリウムを入れ、よくかき混ぜる
小さじ1杯の過炭酸ナトリウムを入れ、溶けるまでよくかき混ぜます。 - そのまま1時間ほどつけ置きする
ガンコな汚れの場合は時間を調整し、1時間以上つけ置きしましょう。 - すすぐ
つけ置きし終えたら水ですすぎます。ガンコな汚れの場合、スポンジでこすり汚れを落としましょう。
4 しっかり茶渋を落とすにはメラミンスポンジがおすすめ!
落としにくい茶渋汚れは【激落ちくん】でおなじみのメラミンスポンジを使用してみましょう。
メラミンフォームという研磨作用のある素材を使用しているので、水をつけてこすることにより茶渋汚れを落とすことができますよ。
ガンコな茶渋汚れもしっかり落とすことができるので、諦めていた汚れにぜひ試してみてください。
5 ガンコな茶渋汚れがついてしまう前に
マグカップや湯呑に付着する茶渋の原因やお掃除方法を紹介してきました。ですが、可能であれば汚れを付着させずに使用したいですよね。
ここからは、茶渋汚れの予防策を紹介します。
茶渋汚れの予防策で大切なことは、使用後すぐに洗うことです。
飲み終わった後そのまま放置してしまうと、時間が経つにつれて茶渋汚れは蓄積してしまいます。飲み終わった直後でしたら、汚れは落としやすい状態なので飲み終わったらすぐに洗うようこころがけましょう。
しかし、すぐに洗うことが困難な場合もありますよね。その際は、水につけておくだけでも効果があります。水につけておく少しの手間が茶渋汚れを防ぐにはとても効果的です。
まとめ
茶渋汚れは普段の生活で付着しやすい汚れのひとつ。
汚れを防ぐためには使用後すぐに洗うことが大切。洗う時間が無くとも水につけておくだけでも予防効果を得ることが可能です。
また、汚れが付着してしまった場合は汚れの程度により過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)やメラミンスポンジを使用してお掃除をすると汚れをカンタンに落とすことができますよ。
日頃のひと手間が茶渋汚れの予防策です。汚れの無いキレイなマグカップや湯呑を使用して、気持ちのいいひとときをお楽しみくださいね!