泡立て器は特殊な形状をしているため、洗いにくい調理器具のひとつとして挙げられるでしょう。
洗いにくいだけでなく、そもそもどのように洗うかもわからないと感じている方も多いかもしれません。
そこで今回は、泡立て器のお手入れ方法についてご紹介します。
泡立て器の汚れを放置するとどうなるのかという疑問や素材ごとの特徴についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
1 汚れをそのままにしておくと…
汚れが残ったままの泡立て器を放置してしまうと、残った食材が原因で細菌が繁殖してしまいます。
特に気をつけなければいけないのは、食中毒の原因にもなるサルモネラ菌の繁殖です。
サルモネラ菌とは、主に卵などの食材に潜伏している菌です。
卵は料理やお菓子作りなど使用頻度も高く、泡立て器を使って卵をかき混ぜることも多いでしょう。
しっかり汚れを落としておかないと、泡立て器に残った卵が原因でサルモネラ菌が増殖してしまいます。
泡立て器は洗いにくい形状をしているため、普段の洗い物と同じような感覚でサッと洗えないのが難点です。
だからといってなんとなく洗ってしまうと、健康面に甚大な被害を与えてしまうかもしれません。
2 素材別の特徴
泡立て器は種類ごとにさまざまな素材が使用されているのも特徴です。
主に、以下の素材が使用されています。
- ステンレス
- シリコン
- ナイロン
また、いわゆる『ハンドミキサー』と呼ばれる電動の泡立て器もあります。
ハンドミキサーは、泡立てに使用する『ビーター』の部分だけを取り外してお手入れするのが特徴です。
以下では、泡立て器に使用されている素材ごとの特徴について紹介しましょう。
2-1 ステンレス
ステンレス製の泡立て器は、火にかけながら使用できるメリットがあります。
ワイヤーの太さも幅広いので、調理に合わせて使い分けられるのも特徴です。
一方で汚れを放置してしまうとサビてしまったり、硬いもので擦ると傷ついてしまったりというデメリットがあります。
ステンレス製の泡立て器は、柔らかいスポンジなどで優しくお手入れしましょう。
2-2 シリコン
シリコン製の泡立て器には、ステンレス製と比べると金属製のボウルと相性が良いという特徴があります。
ボウルとぶつかっても音が出ず、傷をつけずに使用できるのがメリットです。
一方で、硬い食材の調理には向いていないのがデメリットです。
長期間使用するとコーティングがはげてしまい、中のステンレスが浮き彫りになってしまうこともあるでしょう。
コーティングを傷つけないよう、ぬるま湯などで優しく洗ってください。
2-3 ナイロン
ナイロン素材の泡立て器には、シリコン製と同様金属のボウルに使っても音がうるさくないというメリットがあります。
またシリコン製よりも軽めなので、子どもと一緒に料理をする際にもおすすめです。
一方でしっかりとした作りのステンレス製などと比較した際、若干使い勝手が悪く感じる傾向にあります。
3 泡立て器のお手入れ方法
泡立て器は素材ごとに適したお手入れ方法がありますが、今回は『GNセスキ炭酸ソーダ500g』を使用したお手入れについてご紹介します。
『GNセスキ炭酸ソーダ500g』は油汚れなどを効果的に落とせるアルカリ性質を持っています。
界面活性剤などを使わずに汚れを落とせるのも特徴です。
『GNセスキ炭酸ソーダ500g』を使用して泡立て器をお手入れする際は、まず泡立て器に直接ふりかけます。
少し時間をおくと、セスキ炭酸ソーダの成分が油汚れを吸いこみます。
汚れが浮き上がったら、キッチンペーパーなどで削ぎ落とすように拭きあげましょう。
最後に水洗いして完了です。
粉末のまま使用できるので他のアイテムを用意するのも不要です。
また、ぬるま湯で振り洗いする場合にも『GNセスキ炭酸ソーダ500g』が役立ちます。
『GNセスキ炭酸ソーダ500g』を溶かしたぬるま湯の中で泡立て器を振り洗いするだけで、カンタンにお手入れできますよ。
まとめ
今回は、泡立て器のお手入れ方法について紹介しました。
泡立て器は形状が特殊なので、他の調理器具と比べて汚れが落としづらい傾向にあります。
汚れを放置してしまうと、食中毒の原因になる菌が繁殖してしまいます。
そのため、こまめにお手入れしなくてはなりません。
泡立て器のお手入れにはレックの『GNセスキ炭酸ソーダ500g』がおすすめです。
泡立て器汚れをお手入れする方法にお悩みの方は、ぜひ今回紹介した内容を参考にしてください。