会議の場などで使うことの多いホワイトボード。
マジックで書いた文字もカンタンに消せるのでビジネスシーンにおいても度々使用します。
しかし長い間使っているとマジックの汚れが落としにくくなり、シルバーやイレイザーも劣化します。
そこで今回は、ホワイトボードの汚れを手入れする方法について、汚れが落としにくくなる原因などとあわせて詳しく解説します。
CONTENTS
1 なんでホワイトボードの汚れは落としにくくなる?
ホワイトボードの汚れが落としにくくなるのは、ホワイトボード本体・マーカー・イレイザーそれぞれに原因があります。
ホワイトボード本体の場合、使用により発生したキズが「溝」となり、マーカーのインキが入り込んでしまうことで汚れが落としにくくなります。
また、空気中のホコリがインキと混ざってしまい、それがホワイトボード表面のコーティングに貼り付いてしまうのも原因です。
マーカーの場合、時間が経つごとに変化する「成分」が原因です。
ホワイトボードの専用マーカーには「剥離剤」が配合されており、これが活動することでホワイトボード表面の汚れを落とします。
同じマーカーを使い続けると剥離剤が劣化するため、インキがホワイトボードから剥がれないという現象が発生します。
またイレイザーが劣化した場合、表面が毛羽立ったり汚れたりします。その状態のまま使用し続けてしまうとホワイトボード表面を傷つけ、傷にインキが入り込みます。
このようにホワイトボードの汚れが落ちなくなる原因はいくつか挙げることができます。
2 こんなお手入れしていませんか?
ホワイトボードのお手入れを怠ると、マーカー汚れはもちろん手アカやヤニなどが付着してしまうことも。
汚れを放置してしまうと水拭きだけでは落としづらくなるため、中性洗剤などを使ってお手入れすれば良いのでは?と考える方も多いでしょう。
中性洗剤でお手入れすれば、ボード表面の油汚れやホコリなどを水に馴染ませて拭き取れるため、落としづらい汚れもカンタンに落とせます。
しかしホワイトボードに中性洗剤を使うと、洗剤に含まれている「界面活性剤」が残ってしまいます。
界面活性剤がボードの表面に残ると、インキのアルコールや剥離剤などと混ざります。するとインキの仕組みが崩れてしまい、イレイザーでも拭き取れなくなるので注意してください。
中性洗剤でホワイトボードをお手入れしたにもかかわらず、すぐに汚れが目立ってくる場合は界面活性剤が原因になっているかもしれません。
3 まずは水拭きが基本!
ホワイトボードをお手入れする場合は、中性洗剤を使わずこまめに水拭きするのが基本です。
水拭きだけではキレイにならない!という場合は『水の【激落ちくん】』で拭きあげましょう。
『水の【激落ちくん】』は、独自の方法で電気分解したアルカリ電解水を使用しているお掃除アイテムです。
汚れを包み込んで落とす仕組みがあるので、ホワイトボードの表面に溜まっているチリ・ホコリを取り除くのに効果的です。
また、酸性の性質を持つマーカー汚れにも効果があるので、『水の【激落ちくん】』だけでホワイトボードがカンタンにお手入れできます。
『水の【激落ちくん】』にはスプレータイプ・シートタイプがあるので、使いやすい方を選んでください。
4 マーカーやイレイザーの劣化にも注意
ホワイトボードに書いた文字が消せなくなる原因には、マーカーやイレイザーの劣化も挙げられます。
マーカーが劣化した場合は、新しいマーカーにすぐ交換しましょう。
劣化したマーカーを使用し続けてしまうと、剥離剤の効果が薄れてしまい、ボード表面から汚れが落ちにくくなります。
劣化したマーカーを使い続けるための方法は残念ながらないので、少しでも消せないと感じた場合はすぐに交換しましょう。
また交換する際は、消えやすいとされるアルコール性のものを選ぶのがおすすめです。
イレイザーが劣化した場合は、新しいものに交換するか、こまめに洗って対策をとりましょう。
長く使ったイレイザーは表面が劣化するので、ボードに傷をつける可能性があります。
また、イレイザーに残った汚れをボードに移してしまう可能性もあるので、劣化を感じたらこまめに洗ってください。
イレイザーを洗う際はぬるま湯につけ、揉み込むように洗うだけです。イレイザーもマーカーと同様に消耗品なので、劣化したらすぐに買い換えるのも良いでしょう。
マーカーやイレイザーの劣化にも気を配ることで、ホワイトボードをキレイに使い続けられます。
5 ちょっとした心がけでキレイを保つ
ここまでホワイトボードが汚れる原因や、キレイにするための対策について紹介しました。
汚れを落としたホワイトボードは、できるだけキレイな状態を保ちたいですよね。ホワイトボードは、ちょっとした心がけでキレイさをキープできます。
例えば、書いた文字を24時間以内に消すことが挙げられます。
24時間以上経ってしまうと、ホワイトボードに顔料が色素沈着しやすくなるので、注意が必要です。内容によってはしばらく残しておかなければならないこともあります。
しかし、汚れが落としづらくなるのを防ぐためには、こまめに文字を消すことを忘れてはいけません。
また、文字を書いた直後に消すのもよくないことをご存じでしょうか。
書いたばかりの状態はインクが乾ききっておらず、ボード表面に定着していません。
定着していない状態で拭いてもうまく消せないので、一度書いた文字は一定時間残しておくことが大切です。
このように、ちょっとした心がけでホワイトボードはキレイに保てます。
まとめ
今回は、ホワイトボードをお手入れする方法について、汚れの特徴やマーカー・イレイザーの劣化に関する内容とあわせて解説しました。
ホワイトボードはマーカーで書いた文字を簡単に落とせるため、お手入れについて考えない方も多いかもしれません。
しかし、長く使っていると当然劣化するので、こまめにお手入れしてキレイに保ちましょう。
会社のホワイトボードの汚れが落ちなくなってきて困っているという方は、今回紹介した内容をぜひ参考にしてください。